目次
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前略 行雲(コウウン)より。
本日の埼玉県熊谷市内は風が強くしかも冷たい。
もう11月の終盤を迎えそうなので、そろそろ冬の雰囲気が出てきているのでしょうか。
陶芸の土選び 初心者編
さて今回のテーマは「初心者は陶芸の土は何を選べばいいのか」です。
陶芸を始めたばかりの初心者の方は、土選びも何を選んだらいいのかわからないでしょう。
答えは簡単、なるべく手に入りやすい安価な土を選ぶといいです。
それはなぜでしょう。
一つづつ見てみましょう。
初心者が陶芸の土を選ぶには 理由はこれ
まず理由の一番目は、初心者のうちは正直、土の違いが全くわかりません。
要は何を使っても一緒なんですね。
赤土か白土かの違いもわからない。
手触りも同じに感じる。
まして値段の高い、高価ないい土がどうかなど、全くもってわかりません。
この状態だと、高い土を使って焼いたところで、あまり大きな成果はないでしょう。
初心者のうちは、比較的手に入りやすい安価な土をたくさん仕入れて、数を作って焼いた方が上達は早いです。
作っては削って、釉薬を掛けて、焼いて完成させる。
何度も何度も同じ土で上記の作業を繰り返していくと、ある日、土を変えたくなる時がきます。
こうなればしめたもので、ここから初めて土を選ぶ楽しみを味わえるのです。
陶芸の土選びはこうやって楽しもう 中級者編
ネットやカタログで、まずは産地と呼ばれる有名どころの土を試してみましょう。
土は変えるけども、釉薬は今までと同じものを施釉して焼いてみる。
土が変わると、釉薬が同じでも、焼き上がりの色が変わります。
ここら辺のところがわかってくると、土と釉薬の組み合わせで、何通りもの焼き味が変わることに気がつくでしょう。
産地の土を一通り試したら、次は産地ではない所の土も焼いてみましょう。
どうでしょう。意外と大きな変化はなかったり、反対に全然違ったり。
感じ方は人それぞれですが、陶芸の奥深さに、一歩足を踏み入れた感じがしないでしょうか。
そうやってお気に入りの逸品の土を見つけてください。
そうですねえ。年数にすると数年から十年位はたった頃でしょうか。
それらの作業がひと通り終わる頃には、成型の腕も上がり、中級者から上級者の頂きも、少し見えてきた頃かと思います。
陶芸の楽しさを超えた所で、陶芸仲間からも一目置かれ、後輩を指導できるようになる頃です。
陶芸の土にハマった面々たち
土にハマった人は、自分独自の土を使いたくなります。
いろんな山々に出かけては土を掘って焼いて試してみたくなる。
あるいは地元の土を使って焼けないだろうかと試してみる。
ちなみに、地元の土でなかなかうまく焼けない時は、陶芸用の土と混ぜて焼いてみるのも手です。
陶芸用の土は成型に特化するように作られているので、地元の土のコシのなさや、成型のしずらさなどは解消されると思います。
あなただけの土を見つけてみてください。
陶芸の土選び まとめてみましょう
ほんとは、土云々の前に釉薬のお話をした方がいいのですが、土から先に書きたいんですよねえ。
まとめです。
初心者は陶芸の土は何を選べばいいのか。
手に入りやすい安価なものをたくさん焼いて腕を磨きましょう。
腕が上がりまっせー。
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