陶芸のロクロ成形がうまくいくコツ。「中心を取る」とは

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陶芸の基本。中心を取る

土と向き合い、形を作り出す陶芸のロクロ成形。
見ていると簡単そうに見えますが、いざやってみると「なんでこんなにブレるの!?」と驚く人も多いはずです。

ロクロの基本は、何よりも“中心を取る”ことです。

この記事では、体験前に知っておきたい基礎知識から、よくある失敗と修正のコツまでをわかりやすく解説していきます。

陶芸のロクロ成形とは?体験前に知っておきたい基礎知識

ロクロ成形は、回転する台の上に粘土を置き、両手で形を整える技法です。

大きく分けて「手びねり」と「電動ロクロ」がありますが、ウチは電動ロクロ専門で教えているので、こちらを使用します。

ロクロの魅力は、土がスッと立ち上がる瞬間にあります。
ただし、ただ回しているだけでは思うような形にはなりません。

“中心を取る” つまり、回転軸と粘土の中心をピタッと合わせることが、すべての基本になります。

これがずれていると、形を整えてもどこか歪んだり、手を離した瞬間に崩れたりしてしまいます。

初心者がまず覚えるべきは「形を作る」よりも「中心を取る」ことです。

土とロクロの中心がズレるとどうなる?

ロクロの回転軸と粘土の中心が合っていないと、どうなると思いますか?
答えは簡単、「土がブレる」のです。

ロクロを回しているときに、指先で粘土を軽く押さえると、一定のリズムで“トントン”と手に当たる感覚がありますよね。

それがズレの証拠です。

中心がずれている粘土は、回転のたびに一部が遠くに行ったり、近くに戻ったりしている状態なのです。

このズレた状態で形を作っていくと、
・口が波打つ
・底部が厚くなる
・高さが均一にならない
といった形の歪みが出てきます。

一見きれいにできたと思っても、焼成するとそのズレがさらに強調されることもあります。

厚みが違うと焼成後、ある方向に歪んでいくんですね。

焼き物の世界では「焼き上がりで本性が出る」と言われますが、これは中心のズレもよく現れるという意味です。

陶芸の基本の「土ころし」をやる

では、どうやって中心を取るのでしょうか。
まずは陶芸の基本の土ころしをやっていきます。

土ころしというのは、ロクロに土を据えて、上下に上げ下げするアレです。

この作業で、土の中の空気を抜いたり、土をセンターにセットしたりと、大変重要な作業なわけです。

ここがうまくいかないと、結局成型もうまくいきません。

焦らず、しっかりと習得しましょう。

陶芸の土ころしの手順

陶芸教室でもよく教わる基本の流れをご紹介します。

粘土をロクロ台の真ん中に置く
最初の“置き位置”が大事です。少しでもズレていると回していると更にズレます。

土とロクロ盤の接地所を指先で軽く押して、吸盤のようにロクロ台に密着させましょう。

両手で包み込むように押さえる
ロクロを回しながら、両手で上下から包み込み、ブレを抑えます。
このとき、力任せに押すのではなく、体の軸を合わせることを意識しましょう。

土を締める→押し下げる→引き上げるを繰り返す

陶芸体験などでは先生が中心にセットしてくれますが、自分でやる場合は、何度も上げ下げして感覚を掴んでいきましょう。

回転中に「ブレが消える瞬間」を感じたら、それが中心です。

手の感覚を信じる
最後は目よりも手の感覚を信じましょう。
スーッと滑らかに回る感覚が出てきたら、中心が合っている証拠です。

これらの作業は動画なんかで見ていると結構簡単にできそうですが、習得するのにはそこそこ時間がかかります。
あきらめないで、やり続けましょう。

終わりに一言

陶芸は「形の美しさ」も大事ですが、「過程の楽しさ」を楽しむ芸術でもあります。

ブレても、ゆがんでも、それが自分だけの作品になります。
ロクロの前に座ったら、土の動きを感じながら少しずつ“中心”に近づいていきましょう。

その感覚がつかめたとき、土と心がピタッと合います。
それが陶芸を始めた頃の、いちばん面白い瞬間です。

この感覚を掴めたら、小さい物から少しづつひいていきましょう。

慣れてくると、湯のみや茶碗などの小物はスッとひけるようになります。

そうなると「陶芸楽し」ですね。

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