陶芸体験で電動ろくろは子供もできるのか 関東地方の埼玉より

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前略 行雲(コウウン)より。

さて、今回のお題は「陶芸体験で電動ろくろは子供もできるのか」です。

陶芸体験の電動ロクロは子供でも可能なのか

お子さんをお持ちの親御さんは、電動ロクロが、自分たちと一緒に子供も楽しめるのか気になるところですよね。

これは結論から言いますと「普通にできます」。

年齢で言えば、幼稚園通ってる位から可能ですので、4、5歳位からでしょうか。

うちでは、小学校入学前のお子さんは親御さんと一緒のロクロ台で作業してもらっています。
親御さんが椅子の後ろに座って、お子さんが前に座り作るパターンですね。

この形で挽ければ安全面もある程度キープできますし、親御さんもお子さんを手伝いながら、土いじりの感触を楽しめるので、好評です。

ひとりでの作陶は、小学校に入学された方以降でしたらできますね。

ここら辺は厳密ではなくて、見た目の雰囲気で決めています。
なんとなく、親御さんが付いた方がいいなとか、この子はひとりでもできそうだなとかの感覚です。
ただ線引きは必要なので、それが小学校入学前かどうかで判断しています。

土練りは子供はできるのか

さて、陶芸の最初は土練りをすることが多いのですが、この土練りはお子さんにはできないですね。

力作業ですので、親御さんが中心になってやってもらって、お子さんは土を触っての真似くらいでしょうか。

作業台が普通の大人用ですので、身長が高ければ土練りもできるのでしょうが、こればかりは仕方ないですね。
親御さんのやっている様子を見て、それから土を触って、感触を楽しんでください。

そもそも土練りは大人でも簡単にはできないです。
特に菊練りと呼ばれる菊の花びらのような文様を出していくのは、初心者の方にはまず無理でしょう。

土練りも最終的には先生が代わりに仕上げてから、作陶に入っていきます。

電動ロクロの最初、土ころしを子供はできるのか

電動ろくろの技術的なことで言えば、土ころしと呼ばれる、土を上下に上げたり下げたりする技法があります。
これは土の中の空気を抜いたり、土を盤面のセンターにもっていく作業なんですが、力作業なので、お子さんには難しいですね。

また土練りと同じく、この土ころしは大人でも簡単にはできません。
カンのいい人はすぐに習得できますが、なかなかそんな人は少ないですね。

なので、土ころしはしばらく練習してもらってから、最後はこちらでやって仕上げていきます。
お子さんは親御さんに手伝ってもらいながら作業を進めていきます。

いよいよ作陶本番。電動ロクロを挽いていきます

そして、次の通常の作陶になりますと、お子さんでも問題なく挽くことができます。

というより、大人の方以上にお子さんの習得スピードは早いんですね。こちらが、びっくりするくらいです。

ろくろ挽きは手順が決まっていて、ひとつづつの作業を実施していくのですが、大人の方はたいてい手順を忘れてしまい手が動きません。

一方、お子さんは1回教えると、ほとんどの子が記憶にとどめて、スイスイと作業を進めていきます。

習い事は小さいうちに始めた方がいいとよく言いますが、まさにその通りで、子どもの学習能力の高さには感心させられますね。

ただ注意点として、お子さんは大人が予想しない行動をとる可能性があるので、電動ロクロの盤面上での作業は、よく見ていないとです。

例えば、お子さんの場合は人の話を聞きながら、回転している盤面の上に指先があたってしまったりなんてことも多々あります。

耳に意識がいくと、手先の注意力が散漫になるのでしょう。
ロクロは回転するものなので、この点は十分注意して作業しましょう。

集中力に関してですが、陶芸体験程度の小1時間くらいであれば問題ないです。

陶芸体験は楽しいものなので、ほぼ最後まで集中してやってくれています。

うちでは3点ほど作品を作るのですが、お子さんには少ない位で、もっとやりたがることも多いです。

追加料金を支払えばそれも可能なのですが、もうちょっとやりたい位で終えるのが、また次にやりたいモチベーションにもなります。

作った作品に文字を書いたりもできるので、そちらに移行するのがコストをおさえる一番の得策でしょう。

ロクロ作業が終わってからも注意が必要

お子さんの場合は、作業が終わってからふざける子もいるので、注意が必要です。
子どもは通常、ろくろを回した後も土をいじりたいので、作陶が終わってからもだらだらと土に触ろうとします。

こちらが他の人に集中して教えていると、お子さんが勝手にロクロを回したりすることもあるので、注意しないとですね。

なので、作業時間以外は電動ロクロ席には座らないで、上記に示したように、別テーブルで完成した作品に名前を書いたり、模様を書いたりの時間に費やした方がいいでしょう。

夏休みの自由研究とかにも最適

夏休みの陶芸体験に来たお子さんには、自由研究として電動ロクロ体験をする子も多いです。
その場合は、作った作品を土の状態のまま持って帰ってもらっています。(希望者のみ)

袋に入れて持って帰ってもらうのですが、乾燥すれば学校に持って行って、どうやって焼き物ができるのかの、自由研究の素材にもなります。

また、半乾きの時に自宅で削れば、高台削りの実践もできるので一石二鳥です。
お勧めですね。

陶芸は楽しいものです。
親御さんとお子さんで一緒になって、電動ロクロを楽しんでください。

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編集後記
本日の埼玉県熊谷市内は薄曇りのパッとしない天気でしたね。
風も冷たくなってきて、そろそろ冬本番の予感でした。

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