陶芸作品を上手に作るには

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お久しぶりです。
最近は動画の撮影と編集ばっかりで、文章をおろそかにしている感じです。

どうなんですかねえ。
動画全盛の時代になりつつある昨今、まだまだブログの力はあるんでしょうか。

文字で読んで何かを掴むってのは、知的生命体の基本ですから。
この部分は忘れずに書き続けたいですねえ。

さて、今回は久々の陶芸がテーマです。

いやー、結構陶芸をテーマに書きたいと思ってはいるのですが、
いざ書こうとタイトルを探していると、既に自分で書いていることだらけなんですね。

googleさんにほめてもらうように考えて書いているので、何でもいいという訳にはいきません。

すると書くことが限られてくると。

そこで今回は、単純なテーマにしてみました。

需要は少ないかも知れませんが、陶芸の初心者のうちはこれが大事かなと。

googleさん的には、ほめてくれないだろうなあ。

でもねえ、陶芸と一切関係ないテーマよりましでしょう。

(そう、人は誰かにほめてもらいたくて活動する生き物なんじゃないかと最近考えています。
人間がほめてくれないのなら、AIとかシステムにほめてもらいましょうと。

YouTubeの登録者が増えて、盾とかもらって喜んでいる人いますよね。
あれなんかは、YouTubeさんにほめられるのがうれしいって事なんですよねえ。

小さい時は勉強ができるとか、スポーツができるとか、ほめられる要素がたくさんあったのに、大人になると減ってきますよね。

企業の営業さんとかだと、大々的に褒め大会みたいのやりますよね。
人間には必要な要素なんですかねえ。)

さあ、話はそれましたが、「陶芸作品を上手に作るには」です。
ご覧ください。

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陶芸作品を上手に作るには

さて今回のテーマは「陶芸作品を上手に作るには」です。

ブログではテレビと違って、答えを引っ張るのは論外と言われています。
テレビならここで「CMいきまーす」ですよね。

で、再開してしばらく見て、やっと答えが出ると。

ブログでそんなことしたら、即座にクリックされてどこかに飛んでいかれます。

おっと、わかりました。はいはい、そろそろ答えですね。

ここでズバッと書きたいところですが、一筋縄にはいきません。

茶碗、湯のみ、お皿。
どういった作品を作るのかによって変わってくるんですね。

ここでは単純に、背の小さい湯のみなどの端正な形の器をつくると仮定しましょう。

また、独学ではなく、ある程度の上級者が教えてくれると仮定します。

すると答えは簡単。
「ロクロを練習する」です。

ロクロを練習することで、土の扱いが上手くなり、同心円での作品が比較的簡単に作れるようになる。
これが一番の近道です。

じゃあ、手びねりは、たたら作りは、てな声が聞こえてきそうですが、以下論述してみましょう。

手びねりで陶芸作品を上手に作れるのか

まずは手びねり。

一見簡単そうですが、初心者でこの技法の一番のネックは、厚みが均一にならないってことなんです。

土の厚みが一定でない状態で焼くと、薄い方にゆがみが出てきます。

土で作った時には結構上手に作れても、焼き上がった後に微妙にゆがんだ作品になってしまうんですね。

じゃあ、均一の厚みで作ればいいってことになるんですが、これが初心者には意外と難しい。

たとえ上級者がそばにいても、造形自体を何も無い状態から指先だけで作るのですから、簡単ではありません。

皆さんも小さい時に粘土で何かを作った記憶があると思いますが、意外と難しいですよね。

思ったような形になりづらいんです。

結論として、「手びねりで上手に作るには難しい」ってことになります。

たたら作りで陶芸作品を上手に作れるのか

続いてはたたら作り。

これも何をつくるのかによりますが、上記と同じ同心円状の器。
背の低い湯のみを想定しましょう。

すると、意外と難しい。

型を使って、お皿系をつくるのなら話は別ですが、底面から垂直にいきりたっている側面のある湯のみとかは型自体がなかなかありません。

筒状のものに巻いてもいいのですが、底を付ける時にどうしても指跡が付きます。

初心者のうちはこの指跡がやっかいで、焼くとまた微妙にゆがみが出てくるんですね。

側面も一周巻いているうちに、所々に指跡が付きます。

これが、ゆがんでくるんです。

結論として、たたらで湯のみ系は難しいと。

ロクロでは陶芸作品を上手に作れるのか

さて、ロクロに話を戻しましょう。

よく電動ロクロは難しいというイメージがありますが、上級者がフォローしてくれるなら、引く時のコツはある程度つかめるので、上手に作品を作ることができます。

盤面のセンターにきちんと土をセットできれば、あとは自分の体と指先を固定してしまえば、土が勝手に成型されていきます。

もちろん、その時に指先を上に動かすので、そこでブレが出るのですが。

あまり背の高くない器での仮定でしたら、それほど難しくはないです。

そうですねえ。高さ7センチ位までの湯のみでしたら、初心者にも簡単でしょう。

上記の方法は全て、
陶芸の上級者がそばにいる。
背の低い湯のみ系。
多少は上級者が作品に触れる。
といった仮定が入りますので、あしからず。

陶芸の初心者が一人で上手に作れるのか

じゃあ、陶芸の初心者が一人で上手に作るにはどうすればいいの?ってな話ですが、
上手は置いといて、まずは手びねりからですかねえ。

手びねりから入って、ロクロを習得しつつ、また手びねりてな感じでしょうか。

たたら作りは、後でも構わないでしょう。

手びねりとロクロはセットでとらえた方が、上達は早いと思います。

理由は上記でも書いた「同心円状の器の均一の厚みをロクロで習得してから、手びねりを作ると上手くできるから」です。

土で成型だけでなく、きちんと窯で焼いた後の作品を見た場合の話ですので、そこのところはお間違いなく。

土だけでの成型でしたら、手びねりオンリーでもごまかしが効くので、一見上手な作品には作れます。
粘土細工ならそれで十分ですね。

ただ、陶芸は最後に焼きが入るので、ゆがみをなるべく少なくしないといけない。

そのためにも、均一の厚みを習得しないといけなんですね。

陶芸体験で陶芸作品を上手に作れるのか

陶芸体験で陶芸作品を上手に作れるのかですが、
体験の際にはプロの先生がつくので、比較的仕上がりのいい感じで作れます。

どの程度の上手さかは、体験した人によりますね。

やはりまるっきりの初心者の方ですと、かえって上手過ぎてもよろしくないんです。

プロが横についてロクロをひくわけですから、その気になればすんごい作品ができますよ。
でもそれは本人のためにもよくないと思うんです。

本人の実力も加味しながらのちょいウマのせ作品。
実力よりちょいと上ぐらいが、ちょうどよい加減じゃないかと。

もちろん、最初から上手な方もいらっしゃるので、そんな方はほとんど何もしないでも立派な作品を作ってくれます。

後の高台作りとか、釉掛けとか、本焼きで、こりゃあいいわいってな作品に仕上げるつもりです。

よくテレビで芸能人が生まれて初めて作りましたーってなのがありますでしょ。

我々プロから見たら、先生やってくれたなあって感じです。

超初心者がそこまでの作品は作れません。
それをテレビ映えする程度のギリギリのところまで昇華させる先生の腕がすごいんですね。

こっちは承知で見てますけど、ほとんどの視聴者は、その芸能人の腕がいいと思ってるんでしょうねえ。

その位、プロは見違える作品を作り出せるんです。

なので、そのプロが横である程度指南してくれたら、それなりの作品は仕上がりますね。

どこまで仕上げるかは、その時の本人の力量とか、バランスとかを見て判断してます。

ぜひ、一度、陶芸体験をやってみてください。
楽しいですよ。

「陶芸作品を上手に作るには」のまとめ

陶芸作品を上手に作るには。

まずはロクロを習得して、均一の厚みで作れるように練習しましょう。

その後に手びねりをやると、厚みが上手く取れるようになるので、焼いた後のゆがみが少ない器になります。

たたら作りは最後でも十分。
型でのお皿系なら、初心者でもすぐに上手に作れます。
ただし、これも厚みには十分気をつけて。

一番簡単なのは教え慣れている人に教わることです。
それが一番。

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